「自分が投資した銘柄の株価を毎日見てしまう」
「株価の値動きで一喜一憂してしまう」
株式投資を始めたばかりの時期は、株価が気になってしまうことが多いのではないでしょうか。
インデックス投資の場合は1日に1回しか基準価額が出ませんが、
個別株は取引時間内はリアルタイムで株価が動いています。
そのため、高配当株投資をしている場合は個別株の値動きが気になってしまいますよね。
私も株式投資を始めて約3年になりますが、
毎日ではなくとも、自分の保有している銘柄の株価はどうしても気になってしまいます。
そんな中で、今回紹介することを気を付けていれば、
たとえ株価が値下がりしていても「枕を高くして眠る」ことができます。
具体的な方法2つは以下の通りです。
- 自分のリスク許容範囲内の余裕資金で投資する
- 長期保有を前提に考えることで、今の値下がりが気にならなくなる
(むしろ安く買えるようになってラッキーくらいに思える)
私はこの2つを心がけることによって、
株価はチェックしていても値動きには一喜一憂しなくなりました。
2つの方法について、詳しく紹介していきますので
ぜひ最後まで読んでみてください。
自分のリスク許容範囲内の余裕資金で投資する
株式投資を含む資産運用をしていくにあたって、メンタルを保つために最も重要なのが
「自分のリスク許容範囲内の余裕資金で投資する」ということです。
過去の株価暴落
一つ例を挙げると、過去30年で最も大きな株価暴落となるきっかけとなった
「リーマンショック」の時には米国の株価指数である「S&P500」は50%以上の下落となりました。
50%以上の下落ということで、「S&P500」に連動するインデックスファンドを保有していた場合は
価値が半分以下になってしまったということです。
そのタイミングで取り崩しを検討していた場合は、大きな損失となってしまいます。
すぐに使う予定のない余裕資金を回すことで暴落を受け止める
株式投資をしていく中で、株価が暴落するタイミングというのは必ずやってきます。
できればそのタイミングは避けたいところですが、誰も暴落のタイミングを知ることはできません。
なので、暴落は受け止める前提で考える必要があります。
その方法としておすすめするのが「余裕資金で投資する」ということです。
私が投資を始めたのが2022年からなのですが、その時に投資に回したのは
- 貯まっている金額を把握していなかった定期預金
- 丸2年以上の生活費分となっていた普通預金を見直した分
特に一つ目の定期預金はあることさえ忘れていたようなお金でしたので、
投資に回して暴落したとしても、「もともと無いと思っていたお金」という意識でいられるため
暴落を受け止めて、メンタルを保つことができています。
長期保有を前提に考えることで、今の値下がりが気にならなくなる
余裕資金での運用に加えて、長期保有の前提であるということを意識することにより
さらに株価下落によるメンタルを安定させることができます。
短期での運用は変動が大きということを知る
このグラフは短期~長期の「先進国株式」・「先進国債券」のリターンを表しています。
1年間の実績を見てみると、最高の時期に投資するとプラス67%ものリターンになります。
また、最悪な時期に投資してしまうと、マイナス47%で価値が半分になる損失を受けてしまいます。
過去の歴史から、長期ではプラスに安定することが期待できる
あらためて先ほどのグラフを確認してみましょう。
今度はグラフ右側の20年間(年率)の実績を見ると、プラス4~12%となっています。
最高・最悪いずれの時期に投資していたとしても、
20年という長期で投資をすることができていれば、必ずプラスになっているということです。
この事実を頭に入れておけば、長期での保有を前提とした株式投資において
短期的な株価の下落を気にする必要がないということを意識できると思います。
積み立て投資の場合は、むしろ下落は歓迎!?
新NISAやiDeCoによる積み立て投資をしている場合は、
長期での運用を前提としていますので、いつどんな時でも定額で積み立てていると思います。
その場合は株価の下落によって多く購入することができるようになりますので、
短期的な株価下落は、むしろラッキーと思ってしまいます。
このメンタルになることができれば、長期の運用は問題なく続けていけるでしょう。
まとめ:余裕資金を長期運用することでメンタルを安定させよう
今回は株式投資におけるメンタルの保ち方2選ということで紹介しました。
具体的な方法を振り返ります。
- 自分のリスク許容範囲内の余裕資金で投資する
→無くなっても困らないと思えるほどのお金を回せば、暴落は気にならない - 長期保有を前提に考えることで、今の値下がりが気にならなくなる
→20年間の長期運用では、高い確率でプラスになることが期待できる
短期的な値下がりは積み立て投資にとっては好都合と考える
経済的自立を達成するには、株式市場に居続けることが重要です。
短期的な株価の下落によって市場の出入りを繰り返すと、最終的には損失を受けることが多くなり
経済的自立からも遠ざかってしまいます。
今回紹介した方法を実践し、経済的自立に向けて一歩ずつ進んでいきましょう。
それでは、一緒に頑張っていきましょう!
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