「保有している株の株価が断続的に下落していると、不安になる」
「これ以上下がらないように手放したほうがいいと思ってしまう」
株価が下落局面では、このように思ってしまうことがありますよね。
2025年がスタートして、1月7日~1月10日の1週間では断続的に日経平均株価が下落しました。
私が保有している高配当株も影響を受けており、含み損益は悪化している状況です。
そんな時は、自分が資産運用をしている方針について、振り返ってみましょう。
- 短期で売買を繰り返すことによって利益を得たいのか?
- 配当金を受け取るために保有しているのか?
- 長期で含み益を出して、最終的に売買益を得たいのか?
この中で、1が理由の場合は売買のタイミングを見極めて、取引を進める必要があります。
しかし、2,3が理由の場合は長期での保有を前提としているため、何も動く必要がありません。
特に株式投資を始めたばかりの人は、短期の値動きが気になってしまうでしょう。
そういう私も、株式投資を始めて約3年になりますが、いまだに保有している株の株価は
気になってしまいます。
ですが、気にしているのは高配当株の状況で、NISAやiDeCoで保有している投資信託については
下落の影響を気にしていません。
むしろ、値下がりによって同じ積立額で多く購入できてラッキーというくらいに思っています。
このように、自分が保有してる株の状況によって株価下落局面の意識が変わってきます。
それぞれについて、解説していきますのでぜひ最後まで読んでみてください。
短期での売買の場合(短期の売買はおすすめしません)
短期での売買によって利益を得るような運用をしている場合は、
その時々の値動きと取引のタイミングが非常に重要になってきます。
私のような一般サラリーマンの場合は、市場に張り付いて値動きを監視し続けることは
ほぼ不可能なため、短期での売買による利益獲得は難しいと考えています。
その前提で、この方針の場合の動きは
- 落ちるナイフという判断であれば様子見
- 底値だという判断であれば買い増し
この2択になってくると思います。
いずれにしても難しい判断になりますので、私たちのような一般サラリーマンには向いていない
投資方法かなと思っています。
配当金を受け取るための保有の場合
私もメインの資産運用方法の一つとして採用している高配当株投資に関係する、
配当金を受け取るための投資の場合です。
私の場合、永続的に配当金を出し続けてくれる企業であるという判断で、その銘柄を保有しています。
そのため、株価の下落によって簡単に売却することはありません。
保有している銘柄の業績の状況にもよりますが、株価下落によって割安と判断したときは
買い増す場合もあります。
高配当株投資の場合は、銘柄の業績や経営状況をしっかりと確認しながら
長期保有の目線で判断をしていきます。
その銘柄が減配・無配など、配当金を出し続けることが難しくなってしまったという状況と
紐づいて株価が下落しているということであれば、売却の検討も必要になってくるかと思います。
長期の保有を前提としている場合
NISAやiDeCoで利用してる投資信託への投資が、これに該当すると思います。
S&P500連動インデックスファンドやオルカンなどに投資している場合
短期での株価下落はまったく気にしません
オルカンなどのインデックスファンドへの投資は
- とにかく長期保有し続ける
- 暴落にもすべて付き合う
長期的には利回り5%程度を期待できる、オルカンなどのインデックスファンドですが
必ず株価下落局面を数回経験することになります。
その時に手放してしまう行動を取ると、最終的な利益を受けることができなくなってしまいます。
長期保有を前提としている場合は、短期の株価下落は無視するようにしましょう。
まとめ:短期の株価下落は気にしないようにしよう
今回は保有している株の株価が下落したときの意識について紹介しました。
それぞれの方針については
- 短期で売買を繰り返すことによって利益を得たいのか?
→売買のタイミング見極めが重要(投資方法としてあまりおすすめしません) - 配当金を受け取るために保有しているのか?
→高配当株投資は長期保有が前提のため、株価下落時は様子見が基本
・割安と判断できれば買い増し
・減配・無配影響による下落なら売却を検討 - 長期で含み益を出して、最終的に売買益を得たいのか?
→インデックス投資は株価の下落にもすべて付き合う
私が読んだ「ほったらかし投資術」にも
投資とは「買ったり・売ったり」することではなく、
「持っていること」です。
「ほったらかし投資術/山崎 元・水瀬ケンイチ」より引用
とあるように、基本的には持ち続けることが重要だと考えています。
市場に居続けることによって利益を受けることができ、
経済的自立への近道にもなっていくと考えています。
しっかりと自分の投資の方針を決めて、進んでいきましょう。
それでは、一緒に頑張っていきましょう!
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