これから高配当株投資を始めようと思っていて、
どの銘柄にどのくらい投資していけばいいのかわからない人も多いと思います。
私も勉強をつづけながら、少しずつ投資を進めています。
高配当株に投資することで、配当金と銘柄によっては株式優待を受けることができます。
2024年12月現在では、税引き後の年間配当金は約10万円弱となっています。
この配当金は完全な不労所得なので、増やしていけるように投資を進めています。
この記事では、私が実際に投資している銘柄の選び方を紹介します。
この記事を読めば、皆さんが高配当株投資を始めるきっかけになるかもしれません。
結論は
- Yahoo!ファイナンスの配当利回りランキングを確認する
- 銘柄のIR情報をチェックする
- PBR(株価純資産倍率)をチェックして、割安かどうか判断して投資
- 景気敏感とディフェンシブの割合を考慮する
ぜひ最後まで読んでみてください!
Yahoo!ファイナンスの配当利回りランキングを確認する
まずは投資する銘柄を選ぶために、配当利回りを調べます。
このタイミングでは1位の配当利回りは13.02%もありますね!
配当利回りが3%以上あれば、「高配当株」と呼ばれますので
驚くほど高い配当利回りですね。
リンクを貼っておきますので、実際に調べてみてください!
Yahoo!ファイナンス 株式ランキング(配当利回り(会社予想))
銘柄のIR情報をチェックする
それでは、実際に投資しようと検討している銘柄が本当に投資しても
問題ない銘柄なのか確認していきます。
今回は配当利回りランキング8位になっている「7296 エフ・シー・シー」の
情報を確認していきたいと思います。
IR BANKを使って決算情報を確認する
IR BANKでは、過去の決算情報を調べることができます。 リンク:IR BANK
私の場合は以下の項目について確認します。
- EPS(右肩上がりか?)
- 営業利益率(11%あれば優秀)
- 営業活動によるキャッシュフロー(毎年プラスか?)
- 現金等(右肩上がりか?)
- 一株配当(右肩上がりか?)
- 配当性向(50%以下か?)
IR BANKで銘柄を検索した後に、ページ下部の「決算まとめ」をクリックすると
各情報を確認することができます。
それでは、実際に「7296 エフ・シー・シー」の情報を調べます。
EPS(右肩上がりか?)
EPSは一株当たりの純利益で、右肩上がりが理想です。
この銘柄はEPSがジグザグしていますので、安定的に利益が出ているとは言えない状態ですね。
営業利益率(11%あれば優秀)
営業利益率とは、事業者の売上高に対する営業利益の割合を示す指標で、
一般的に11%あれば優秀とされています。
この銘柄は安定的に黒字となっていますが、営業利益率は4~10%程度となっています。
悪くはないですが、少し物足りないといったところでしょうか。
営業活動によるキャッシュフロー(毎年プラスか?)
営業活動によるキャッシュフローは、
会社が本業でどれだけお金を得ることができたかというもので
大きければ大きいほど、その会社は「稼ぐ力」があるという判断ができます。
この銘柄は安定して本業でお金を得ることができていますね!
現金等(右肩上がりか?)
現金等は、会社が持っている現金がどのようになっているかを確認できます。
もちろん右肩上がりになっているほうが良いですね。
この銘柄は右肩上がりとなっていますので、問題ないですね!
一株配当(右肩上がりか?)、配当性向(50%以下か?)
一株配当は増配傾向であることが、長期で保有することに対して重要です。
配当性向は50%程度までに収まっていることが判断基準になります。
配当性向が高ければ高いほど、その企業が無理して配当金を出していることになります。
この銘柄は、2010年と2020で約70%程度の配当性向になっています。
それ以外の年は問題ありませんが、過去に無理して配当金を出しているということに
注意が必要ですね。
ここまでの情報でいったんどうするか判断
この銘柄については、
- EPSが右肩上がりではない
- 配当性向が高い年がある
2点が気になるところですが、他は悪くありません。
投資を検討する方向で進めましょう。
PBR(株価純資産倍率)をチェックして、割安かどうか判断して投資
最後にPBR(株価純資産倍率)を確認します。
PBRは1.0倍を基準に、それ以下であれば割安
1.0倍を超える数値であれば割高という判断になります。
2024年12月現在の「7296 エフ・シー・シー」の情報を調べます。
PBRは0.81倍でした。これは「割安」という判定になります。
今回の情報から判断すると、EPSの実績を除けば、この銘柄は投資してもよい銘柄となりますね。
EPSについては良くなかったので、
今回紹介した判断基準をすべて満たす銘柄を引き続き探すというのもアリです。
実際に条件をすべてクリアする銘柄は、いまだに存在します。
長期保有を前提と考えると、妥協はしないほうが良いです。
景気敏感とディフェンシブの割合を考慮する
高配当株は分散投資が大前提です。
分散を検討する中で、セクターの分散も重要です。
「景気敏感セクター」は文字通り景気動向に左右されやすい業種で構成されています。
- 小売りや旅行などの消費関連株
- 化学や鉄鋼、繊維などの素材産業
- 工作機械の設備投資関連など
「ディフェンシブセクター」は景気動向に左右されにくい業種です。
- 食品や日用品
- 薬品
- 電力、ガス
- 鉄道
- 通信など
2024年12月現在では、日経平均株価が上昇しているため、相場の上昇局面と言えるでしょう。
そのため、「景気敏感セクター」の銘柄は株価が上昇しやすいです。
今回確認した「7296 エフ・シー・シー」は「輸送用機器」の銘柄なので
「景気敏感セクター」該当します。
景気後退局面では、株価が下がるリスクがありますので
保有している銘柄とのバランスを考慮して、最終的に投資するかどうかを判断します。
ディフェンシブセクターの割合は50%以上をキープする
高配当株投資の目的は、安定して配当金を受け取り続けることです。
そのため、購入した銘柄は「バイ・アンド・ホールド」で長期保有が基本になります。
「景気敏感セクター」の割合が高くなってしまうと、
今後の景気後退局面で、減配や無配などの影響を受けてしまう可能性があります。
そのリスクを減らすために、「ディフェンシブセクター」の割合は
50%以上をキープすることをおすすめします。
私の場合は日本株のETFも保有していますので、実質では50%をキープしています。
まとめ
今回は高配当株の選び方を紹介しました。
選び方の基準は以下の通りです。
- EPS(右肩上がりか?)
- 営業利益率(11%あれば優秀)
- 営業活動によるキャッシュフロー(毎年プラスか?)
- 現金等(右肩上がりか?)
- 一株配当(右肩上がりか?)
- 配当性向(50%以下か?)
これに加えて、今保有している銘柄とのバランスを考えて投資をしていきましょう。
なかなか最適な銘柄を見つけることは難しいと思いますが、
根気良く調べていくと、必ず自分に合った銘柄が見つかりますよ!
私もまだまだおこづかい程度の配当金しかもらえていませんが、
経済的自立を目指して、投資を進めていきます!
それでは、一緒に頑張っていきましょう!
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